「ポートフォリオサイト」と言えばカッコいいけど、一美容師として、自分を表現する場所を作りました。
作りました、というか、リスタートというか。
(まだ途中けど)
僕は、いわゆる86世代で、10代〜20代の多感な時代にガラケーからスマートフォンへの変遷と共にSNS黎明期を過ごした世代。
その中で覚えたスキルも沢山あり、そして、その時代の変化に比例して、価値観の移り変わりも早くなった。
集客力のあるサービス(人がいっぱいいるサービス)に自分の場所を作るのか、それとも独自ドメインで自分だけのオリジナルの場所を作るのか、そんな狭間で揺れている世代。(揺れているのは自分だけかも知れんけど)
ネット上でコミュニケーションをとる楽しさに中毒を覚え、それが当たり前になり、生活の一部になったと思いきや、同時に冷めていく感覚も感じているような。
美容師が仕事になってからは、ある意味、美容師的な活用方法と自己表現のバランスをずっと考えてきたように思います。
世の中には「SNSハウツー論」が溢れ返り、それは美容業界も例外ではなく、各メーカーもそういったセミナーを未だに(というか今更)開催していたりする。
今やInstagramの美容師アカウントは、みんなが同じような内容で同じような画像加工をし、同じような構成で競い合っている。(競い合っているのかは知らんけど)
天邪鬼な性格なのか、右向け右な状態がとても気持ち悪く、そこにパッションも見出せない性分なので、
やっぱり「自分」を表す場所が欲しいと感じてしまった次第であります。
カッコ良く言えば流行りに左右されない自己表現の場所です。
物作りやクリエイティブと名のつくような仕事をしていてもなお、今自分がいる環境と社会のしがらみに屈して、自分を表現することを躊躇ったり、前に進んでいる人を離れた所から揚げ足をとってきたり、そもそも思考停止で時が止まっていたり、そんな人達は沢山います。
そういった、諸々の閉鎖的な全ての風習に対しての勝手な宣戦布告(パンクロック)です。
何もせずに批判的な態度をとるのもダサいし、かと言って人と同じことはしたくない。
非常にめんどくさい奴だなーと自分でも思いますが、流れに乗る所はちゃんと乗り、そうでない部分でしっかり表現出来る場所があれば、個人的にいいバランスなのです。
インターネットに初めて触れた時の、あの時感じた高揚感は、今もなお僕の中に根付いていて、これまで経てきた点を、線に繋げる場所になるような気がしています。
大切にしている価値観は、ハックを追いかける事ではなく、そのツールで自分は何を表現したいのか、その為に必要なスキルは何か?を自問自答することです。
この場所は、そんな「佐藤雄樹」という人間をアウトプットする場所です。
ちらーりと、覗いてみてください。
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